ガスを点火する瞬間にふと感じるタマネギが腐ったような臭い。これは人工的に付けられた不快な臭いで、LPガスでは「着臭」、都市ガスでは「付臭」といいます。
実はLPガスは本来無臭。例えば香水のように心地よい臭いだと人は危険を感じません。着臭の目的は、万一LPガスが大気中に漏れたときに臭いで感知できるようにするためであり、その濃度が1000分の1という微量でも感じ取れるようになっています。ただしこの臭い成分は燃えると無臭になるので、LPガスが正しく使われている限りはほとんど臭いません。